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- 食創造科学科食品科学研究室が開発したスイーツ 豆蜂が科学誌『Heliyon』に掲載されました。
学内情報
2022.8.29“食創造科学科食品科学研究室(有井康博教授)がハートスフードクリエーツ株式会社様と共同開発した豆蜂(トーファン)がアメリカの科学誌『Heliyon』に掲載されました。
豆蜂は、豆乳に淡路島産のハチミツを添加することで固めたスイーツです。この、ハチミツが豆乳を凝固させるという現象を、食品科学研究室が見つけました(特許申請中)。
本研究では、優れた豆乳凝固能を有する淡路島産ハチミツのスクリーニング、ハチミツ添加量の違いによる試作品の物性変化と消費者庁のえん下困難者用食品の規格基準判定、栄養成分表示に関する栄養価計算、商品化されたスイーツの外観などが報告されています。
有井教授は、「豆蜂は2021年7月に販売を開始しています。このような商品化が科学雑誌に掲載されることは非常に珍しく、まさに豆蜂がサイエンススイーツに認定されたと言えます。また、英語表記はtofunです。これで、世界中の人に私たちが商品化したスイーツを知ってもらうことができます。このスイーツの開発を機に、えん下困難者の食の選択性を拡げ、生活の質が上がるような研究を進めていきたい」と話しています。
なお、本研究の基礎研究部分は、獅子原里実さん(2019年度卒業)が卒業研究で取り組みました。また、商品化にあたり、トッピングの選定、デザインの考案、価格設定、栄養価計算にはハートスフートクリエーツ株式会社様の指導のもと、多くの学生が関わりました。
本研究は、日本農芸化学会100周年事業の一環である第2回農芸化学中小企業産学・産官連携研究助成(2020年度)により実施されました。
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本スイーツの開発に携わった学生の詳細は、是非こちら本学ホームページもご覧ください。