社会連携活動の紹介

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兵庫県立赤穂高等学校と連携した地域課題解決プログラムの実践


SDGs 


活動対象・地域 兵庫県赤穂市


主な連携先(協力団体)等 兵庫県立赤穂高等学校


連携時期 2025年7月~2026年3月


連携活動の目的

・本学で学んだデザインシンキングの手法等を本学学生が高校生に伝えることを通して,学生自身の学習内容の理解を深化させる。
・高校生のアイデアに対する助言を行う中で,学生自身の地域課題解決に関する視野を広げる。

活動概要

 本事業では,以下の事業を計画していた。
(1)本学がSAP Japan株式会社と連携して実施した地域課題解決に関する講義・ワークショップに参加した学生が,そこで学んだデザインシンキングの手法を赤穂高等学校にて生徒に伝える。 
(2)同校生徒が発見した地域課題およびその解決方法について,本学学生が助言を行う。
(3)本学におけるプレゼンテーション技法の講義およびワークショップに参加した学生が,赤穂高等学校にて授業の支援を行う。
(4)同校生徒が最終成果を赤穂市に向けて発表し,本学学生が講評を行う。

 

 今年度の活動では,(1)を中心に実施した。(2)以降については,同校のカリキュラム編成や赤穂市と同校との調整の関係から,今年度は実施に至らず,次年度以降への課題として位置づけられた。
 一方で,(1)の実践を通して,同校からは次年度以降の継続的な実施に対する前向きな意向が示されており,本事業の発展可能性が確認された。
 具体的には,2025年10月31日に同校において,デザインシンキングに関する授業(50分×2コマ)を実施した(生徒20名)。前半は講義形式とし,報告者がデザインシンキングの基本的な考え方や手法について説明した。後半はグループワークおよび発表の時間とし,本学学生(3名)が各グループに一人ずつ加わり,ファシリテーターとして生徒の活動を支援した。


写真等 

 

学生がファシリテーターを務めたグループワークの様子  プレゼンテーションの様子


活動の成果

≪学生・院生の研究やアクティブラーニング・PBLに関する成果≫
 参加した3名の学生へのアンケートおよび聞き取り調査を通して,学生にとって以下の成果が示された。
①高校生に本学で学んだ内容を伝えることにより,学生の学習内容に対する理解が深まった。
②高校生の意見を聞くことで,学生の視野が広がった。
③高校生への学習支援を通して,「自分にもできるんだ」という自己肯定感が高まった。
 以上の成果に加え,高校生の熱心さに触れ,「忘れていた熱意」を思い出したと自己省察する機会となった。

 

≪地域貢献における成果≫
 赤穂高等学校の生徒に対するアンケート結果から,赤穂市の課題解決を考えるための有効な手法を提示できたことが示された。具体的には,「本日の授業は今後の問題解決学習などの役に立つと思いますか?」という5件法の質問項目(5:とても役に立つ,1:役に立たない)に対し,平均4.70の評価を得た。その理由として,「細かい設定まで考えたこと」「問題解決の順序を学べたこと」などが挙げられた。以上から,赤穂市の課題解決に向けた基礎的な考え方を生徒は学び,間接的に赤穂市への貢献につながったといえる。

 

≪研究者の研究面における成果≫
 報告者は,授業における雰囲気の探究を通して,理想的な授業の在り方(教育内容,教材,教師や学習者の様子)を考察している。今回実施した授業では,生徒と学生が共に「楽しむ」様子がみられ,その様子は生徒へのアンケート結果からも伺えた(5件法の質問に対する平均4.95,5:とてもおもしろかった,1:おもしろくなかった)。この楽しさの理由に,生徒と学生が交流できたことを挙げるものもあった。交流による「楽しい」雰囲気の解明は,連携事業の在り方を考える上で有効である。本事業を通じ,今後の研究課題が明らかになった。


今後の活動・目標

・本学学生が,高校生による具体的な地域課題の解決案作成に対して継続的に支援を行う。
・赤穂高等学校が連携する企業等と協働し,実践的なプログラムの企画・実施を進める。

教員業績 学校教育センター 大山正博

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