社会連携活動の紹介

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地域貢献を通じた管理栄養士・栄養士としてのコンピテンシー獲得のための養成カリキュラムの提案


SDGs  

 


活動対象・地域  西宮市  


主な連携先(協力団体)等 

株式会社ライフイノベーション、Lavy‘s Café(株式会社ライフイノベーション運営)、阪神電気鉄道株式会社 


連携時期 2020年4月~(継続中)  


連携活動の目的 

2020年度では株式会社ライフイノベーションと連携し同社運営のLavy‘s Caféで提供されているメニューを活用し地域住民をはじめとした、カフェの利用者に対して「食」への興味・関心を向上させることを目的とした食事・栄養・食文化に関する情報の提供を行う基盤整備の準備を行った。また、この       活動が管理栄養士のコンピテンシーの向上に影響するか明らかにすることを目的として、1~3年の学生を対処油としたベースライン調査を行った。  


活動概要   

産学連携による地域の活性化プログラムを通じて生き生きとしたまちづくりを実現させるだけでなく、この活動を通じて、学生が管理栄養士・栄養士の社会的な役割を意識し、ひいてはより高いコンピテンシーを備えた管理栄養士を社会へと輩出することで、より良いまちづくりを更に進展させるため、この活動を企画した。

株式会社ライフイノベーションと同社運営のLavy‘s Caféの連携・協働の活動として、本年度は、鳴尾駅にあるLavy‘s caféとの連携を図り、 Lavy’s Caféで提供されるメニュー16種類について利用者や地域に向けた栄養・食と健康に関する情報発信の基盤整備の準備を行った。この事業の学生参加者を食物栄養学科の1~3年生に広く募集を行った。約80名の学生が参加することになり、1月に本事業の説明会を行った。現在、媒体作成が進捗しており、3月には媒体作成の中間報告会を行った。2022年5月上旬から下旬にかけて、Lavy’s Caféにて作成した媒体の配布を予定している。利用者や地域向けた媒体は、栄養・食と健康に興味を持ち、食生活や食習慣の改善に意識を持つことができるものである。さらには栄養や食・健康に関わらず、食文化等の幅広い内容を含むものである。

管理栄養士・栄養士のコンピテンシーに関する調査において、今年度は、食物栄養学科1~3年生の約550名に管理栄養士のコンピテンシーに関するベースライン調査を行った。現在、これらの調査の集計を行っている。 Lavy‘s Caféとの連携・協働などの取り組みに活動に従事することは管理栄養士としてのコンピテンシーのさらなる向上につながるものと考えられる。今後、連携企業との取り組みを進める中で、この様な取り組みと管理栄養士のコンピテンシーとの関連を明らかにすることは、管理栄養士・栄養士養成カリキュラムの課題を明確にするものであると考えられる。


写真等

  

 

  

 

  

 

  


活動の成果   

  • Lavy‘s Caféで提供されるメニュー16種類についての媒体作成を行い、参加学生においてはこの活動通じて栄養・食と健康に関する情報発信のための情報の精査やより良いデザインの作成方法を身に付けるなど、情報発信能力を身に付けることができた。
  • 株式会社ライフイノベーションと同社運営のLavy‘sCafeの連携の中で、管理栄養士・栄養士としての社会的役割について、学生自身が積極的に考えることができる大きなきっかけとなった。
  • 来年度の9月に株式会社ライフイノベーションによってLavy‘sCafeで行われる認知症患者の社会参加の促進を目的とした“まあいいかcafe”(注文をまちがえる料理店)と連携事業の開催やLavy’s Cafe朝食メニューの提案など、今後も連携事業を推進していく。

今後の活動・目標  

  • COVID-19パンデミックによる影響は2021年度も大きく、当初予定していた阪神電鉄との連携事業は延期となっている。
  • 早期から社会連携や管理栄養士・栄養士の社会的な役割の理解が重要であると考えているため、1年生を中心に参加者を募ったが、2021年度の企画への参加者の多くを2年生が占めており、1年生での参加が少なかった。 

教員業績  食物栄養学科 大滝 直人 

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