社会連携活動の紹介

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『薬学生と共に地域共生の中で 学び、育むこれからの薬剤師のあるべき姿』          ー薬剤師の地域貢献を目指してー


SDGs    


活動対象・地域 

西宮市浜甲子園地域・西宮市内

今後 阪神間(芦屋市・尼崎市その他)・神戸市などにおいても活動範囲を拡げていきたい。


主な連携先(協力団体)等 

西宮市薬剤師会、地域自治会、西宮市

まちのね浜甲子園、UR都市機構、(一社)兵庫県薬剤師会

(株)トータルブレインケア、大塚製薬工場

★引き続き、現在、連携・協力先 募集中!  


連携時期 2019年6月1日~継続中  


連携活動の目的 

★地域住民の健康増進・健康寿命の延伸 【地域の健康サポート】

・高齢者のフレイル対策(健康チェック・お薬相談会・認知症予防・健康講演会・歩こう会支援)

・子育て世代のママ・パパ(プレも含む)支援 <ママサポ活動>

・まちづくり支援

・地域防災活動支援(災害時の公衆衛生活動・救護、ヘルスケア支援・事前訓練への協力など)

◎地域での様々なふれあいの場・機会を通じて、未来の薬剤師の在り方を学生自身が考える機会ともする。  


活動概要 

高齢化が進む西宮市においては、地域包括ケアシステムも順調に稼働し、それぞれの地域特性を活かした地域包括支援センターを中心とする活動が展開されている。特に武庫川女子大学薬学部が位置する西宮市浜甲子園地域においては、旧来の団地が次々とリニューアルされ、若い世帯をも取り入れる新しい街づくりが行われている。これからの社会を担う「薬剤師」の養成にあたっている本学において学生が将来、薬剤師として社会に巣立っていくまでに医療・福祉のみならず専門を中心に多角的な社会全体に対するモノの見方、人との接し方、判断能力を身に付け、多職種との連携・協働の大切さを知り地域(社会)への貢献を考えられるように育成していくことを目的とし、この活動を開始した。

 

武庫川女子大学薬学部では、2017年より西宮市薬剤師会と連携の下、月2回薬学部内において「お薬相談会」を実施している。また、今年度(2019.8)、地域連携活動の推進と地域への貢献、共同研究の推進などを目的とし連携協定を締結した。これらにより大学と薬剤師会が連携して地域住民へのヘルケアにおける貢献をめざして積極的に活動を実施していくこととした。

 

今年度は7月に浜甲子園エリア(カフェなぎさ)において出前型の「薬・健康講座」を開催。地域の高齢者の方々がお茶やお菓子をいただきながら、和やかな雰囲気の中で「お薬手帳」の活用の仕方や夏の虫刺されに関する対策などについて楽しく、わかりやすくお話させていただき、当日、学部学生が希望者の血圧測定等も実施。皆様からの様々な質問にもお答えした。また、定例の「お薬相談会」を月2回薬学部内で実施。毎回、好評を得ている。

 

普段、医師や薬剤師になかなかゆっくり時間をとって、自分の服用薬や不安に思っていることなどについて話を聞いてもらえる機会がなかったり、また、家族の病気や薬、介護に関する相談、市販薬やサプリメント等に関する質問など非常に多岐にわたる相談を受けている。西宮市薬剤師会との連携により、それぞれの方のプライバシーを守り、ベテランの薬剤師が毎回対応をしている。この「お薬相談会」を併設する形で9月には「口腔フレイル」をテーマとした健康講座を同時開催。薬学実習生も参加し、参加者の血圧測定、体脂肪測定、脳活チェックなども実施した。

 

11月には、兵庫県薬剤師会・西宮市薬剤師会とも合同で「薬と健康の週間」の大きなイベントとして「健康フェア」も開催。大学で研究目的で考案したフレイルチェック表を用いた「フレイルチェック」も実施した。今後さらに、地域貢献を目指した臨床研究に学生とともに積極的に関わっていきたい。  


写真等  

 

 

 


活動の成果   

地域面での成果は、まだ、述べる段階ではないが、高齢化率が40%近いこの地域にある大学だからこそできる地域貢献を探りながら、新しい街づくりにも協力し、学生・薬剤師・教員が一体となり、ひとつひとつ地域特性や地域のニーズを確認しながら成果を積み上げていきたい。

 

年齢、性差、個-集団、ライフスタイルその他 様々な多様性をもつ地域住民が活き活きと健康に生活していける地域環境づくりのお手伝いをし、あらゆるユニバーサルデザインが実現できるよう協力していきたい。


今後の活動・目標   

浜甲子園地域においては自治会活動が活発で自治会役員の方々始め、多くの地域の方が活動に協力をしてくださっている。半面、様々な企業や行政関係者、地域施設関係者なども旧来より地域活動を支えてきた経緯があり、我々が地域にかかわることに関してそれぞれの方とひとつひとつ丁寧に信頼関係を築きながら関わりを重ねていくことが大切と思われる。

 

何よりも地域住民の方が主体性を持った活動を支援していくスタンスを忘れてはならない。コロナ禍、すべての活動が思うように再開できない中、今だからこそ地域の方々に必要なことを考え、感染対策を万全にしたうえで実行し、必要な情報提供を発信していくことが大切だと思っています。

 

我々の活動に御理解と御協力をいただけ、共に協働いただける団体・企業の皆さんを募っています。


教員業績

薬学科 大川 恭子 

 

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